緑の都市賞 受賞一覧(受賞回別)

第40回 緑の都市賞 受賞一覧

「緑の都市賞」今回の受賞団体は、以下の通りです。

第40回 内閣総理大臣賞:緑のまちづくり部門 (北海道恵庭市)
恵庭市 ガーデンシティ えにわ

1961年に地元有志によって設立された「花いっぱい文化協会」の設立をきっかけに、大通りや商店街、駅等の公共施設、個人の庭に至るまで花と緑の美しいまちを作り上げ、オープンガーデンの魅力が楽しめる「恵み野花マップ」を作成するなど、市民、生産者、専門家、行政が一体となった取り組みとなっている。


第40回 国土交通大臣賞:緑の市民協働部門 (宮城県岩沼市)
玉浦西まちづくり住民協議会 緑の文化を生かした心を繋ぐ復興

東日本大震災から9年。津波により、家族・家・生業の場を失いながらも沿岸部の旧6集落が力を合わせて取り組んだ新たなまちづくり。郷土の文化的景観といえる居久根に囲まれた緑豊かな原風景の再生とコミュニティの絆を何よりも大切にした住民総出の活動により震災復興を超え、次世代に繋がる取り組みとなっている。


第40回 国土交通大臣賞:緑の事業活動部門 (東京都港区)
株式会社ホテルオークラ/葵町特定目的会社/株式会社谷口建築設計研究所/大成建設株式会社一級建築士事務所 The Okura Tokyo ランドスケープ

モダニズムと優美な日本美の融合した名作といわれるホテルの建て替えに際し、武蔵野台地の崖線と、「坂」の有する土地の記憶を掘り起こし、新たなランドスケープを創り出したプロジェクトである。敷地の約半分を地域に開放し、四季折々の樹木、芝生広場が配された。豊かな文化的資産を後世に伝える「志」と、時空を繋ぐ「坂」が、大銀杏をシンボルとして据えられている。「都市計画霊南坂公園」の思想を継承し、地域との協働により格調の高い空間へと、磨きあげていくことが期待される。


第40回 国土交通大臣賞:緑の事業活動部門 (東京都町田市)
東急株式会社/東急電鉄株式会社/町田市 南町田グランベリーパーク

駅に直結した大規模な都市公園と商業施設が隣り合う本エリアの立地特性を最大限に活かし、鉄道事業者と行政が共同して駅前空間の魅力を再構築することで、都市における緑と賑わいの融合と、人口減少・超高齢化を迎える郊外住宅地の持続的発展を目指したプロジェクトに官民共同で取り組んでいる。


第40回 都市緑化機構会長賞:緑の市民協働部門 (長野県松本市)
NPO法人浅間温泉木の絆会 ふる里の山大火災 災害防止、花・木の森へ再生活動

大音寺山は平成14年3月大火災が発生。急峻な里山の焼け野山の姿を見て、山再生の植樹活動に地域住民も参加し実施。植樹は岩山で穴が十分に掘れず水くれも難行する厳しい状況であったが、9年かけての里山づくりにより、四季を楽しめる場所を地域住民、関係部門との協働により実現している。


第40回 都市緑化機構会長賞:緑の市民協働部門 (広島県福山市)
堂々川ホタル同好会 不法投棄多発の堂々川を
観光地に変えたボランティア

江戸時代築造で国の登録有形文化財の砂留は、草木に覆われ、不法投棄で荒れ果てていた。そこで、草刈りや清掃活動等行うとともに、彼岸花を近隣の小学生などと植栽する活動を開始。蘇った川にはホタルが舞い、花とホタルの里ととなり、観光客を集めるまでになっている。


第40回 都市緑化機構会長賞:緑の事業活動部門 (愛知県新城市)
横浜ゴム株式会社新城工場 横浜ゴム株式会社新城工場「千年の杜」

横浜ゴム㈱では、国内外の生産・販売拠点に苗木を植え56万本を超える植樹を「YOKOHAMA千年の杜」として実施してきた。当該工場では、4.7万本を植樹し、15万本の苗を地域や団体・学校等に提供するとともに、植樹指導を行い、地域と一体となった杜づくりに取り組んでいる。


第40回 奨励賞:緑の市民協働部門 (和歌山県和歌山市)
加太観光協会 海と山と加太プロジェクト
〜海のための緑化事業〜

伝統漁法により持続可能な漁業に取り組んできたが、大規模な森林開拓で海中の環境は大きく変わってしまった。そこで「森は海の恋人」を合言葉に、地道な森林整備活動を始めている。「世界一のアジサイ園を目指す」植樹活動には県内外から、幅広い参加者も得て実施している。


第40回 奨励賞:緑のまちづくり部門 (岩手県盛岡市)
盛岡市 花と緑のガーデン都市づくり

平成16年度から、「花と緑のガーデン都市づくり事業」による、ハンギングバスケットを軸とした、市民・事業者・行政の協働による花と緑があふれるまちづくりに取り組んでおり、公共空間へのハンギングバスケット設置数で日本一となるまでの広がりを見せている。